オイスカ西尾支局事務局長・加藤 久巳さんの取り組み

 

 

  NGO団体オイスカ西尾支局の事務局長をしながら、主に東南アジアで広くEMを活用した

環境浄化 に取り組んでいる加藤さん。

2002年7月11日タイ・バンコクでのEMを活用して処理を行っている無公害大ごみ処理場の

        現場視察についての報告と、スリランカ全土の環境浄化対策の報告

 


 

2002年 7月11日(木) 午後2時頃から1時間 タイ国 バンコク郊外の無公害大ゴミ処理場を視察                      

APNANの桜井さんとソムラックさんの案内で

    

 処理量 1日約3000トンがバンコックから配送されてきて捨てられている。

 EMは午前1回、午後1回、計2回散布   時刻は10時と16時

 処理料金 小型トラック(満載で約3,3トン)で1ヶ月8000バーツ(約24,000円)         

        トン当たり240円

 

 

 

 

散布のEM  EM拡大液を200リットルドラムカンに10リットルと糖蜜10リットルと水180リットル入れ、

            4本作り常温で1週間で完成。それを25倍に希釈する。そして午前2本分、午後2本分散布する

(希釈液で20トン:1日当たり)

 

 

 

 

<感想>

広大な処理場で、まるで露天堀の鉱山のようであった。、深い穴(約15か20メートル)が掘ってある。

桜井さんはこれでも10年持たないものがEMの散布で15年以上持つと言われた。悪臭は少なく、足下も堅く踏み込まないし、ハエもほとんどいない。

ビニールが多く目立った。リサイクル業者が働いていた。10人から15人か?面積はおおよそ20ヘクタール以上(6万坪以上)

 

 

 

<自分の目で確認できたこと>

1.トラックがゴミを捨てているところで、自動車から降りたが大きいドアを開けたのにハエが1匹しか入らなかった。普通は何匹も入るでしょう。悪臭もほとんどない。

2,そこでリサイクル品の整理をしている夫婦が弁当を食べていたぐらいに臭いもハエも少なかった。

3,トラックの進入道路の端にたまっている水たまりの茶色の水は、ゴミの中を下ってきた水だが臭いがない。

  さらに雨が降ると流れ下って、どぶ・川をきれいにしながら海に入り海までもきれいする水だ。

  そんなすばらしい水に気づかないでは勿体ないので、桜井さんはじめ同行の人々にその水を見てもらい説明させて頂いた。

4,犬が2匹遊びに来ていた。普通はこんなくさいところには犬もこないのです。

5,帰りに国道に車が出ると、2軒ほどの野外レストランがあった。これも驚く現象。風向きによってはくさいのでレストランなどには、不向きな場所です。

  お客様は奥にこんな大きなゴミ捨て場があることを知らないからです。このことも重要ですから、「桜井さんはこれから気づかない人たちに積極的に教えてください」と言っておきました。

 


スリランカ・コロンボ市内外のゴミ捨て場

 

腐敗し溢れたゴミが雨でも降ると流れだし、町中から川から海まで悪臭が拡散するなど、市民も政府も対策に真剣になってきたが良い案が無いようだ。

 

スリランカ・コロンボ市内外のゴミ捨て場は、腐敗し溢れたゴミが雨でも降ると流れだし、町中から川から海から悪臭が拡散するなど、市民も政府も対策に真剣になってきたが良い案が無いようだ。

マハラザム新市長、職員などとEMでのゴミ対策を真剣に討議

中央:加藤さん

クルネーガラ近くの村長などとEMを使った町の浄化を話す。

 

環境・自然保護ルックマン大臣とEMでの河川浄化を話す

 

2002年7月5日から10日までスリランカのコロンボ市近郊に滞在して、

オイスカ・スリランカ総局のスタッフ ローハナ・ジャカット氏と6日間にわたり、

国、県、市、町、村、オイスカOBのみなさんと6日にわたって10カ所ほどの用意された環境会議に出席し

EMを使ってゴミ処理場、どぶ、川、海、にわたる環境浄化の方法を説明し、

理解をたかめてきた。そして、結果としては、想像以上に理解されたと思う。

一例としては環境省の大臣からも次回の環境会議には「ぜひ、オイスカスタッフに

参加いただき、川をきれいにしたい」と即答があった。

帰国時、バンコックで無公害の大ゴミ処理場のEMによる処理及び、自然農法の研究所を視察した。

今年の12月にはぜひスリランカオイスカスタッフにこの無公害大ゴミ処理場を見学させ、

スリランカのゴミ処理場に応用し、全土の海を浄化したい。

このバンコックの無公害大処理場の視察をスリランカのオイスカスタッフに要請する。